四国のラジウム温泉|湯ノ浦・こんぴらなど3県の日帰り・宿泊ガイド

四国で入れるラジウム温泉は、当サイトの基準で確認できた範囲で3県・4か所です。
しまなみ海道の四国側にある愛媛県の湯ノ浦温泉と、こんぴらさんの門前町に湧く香川県のこんぴら温泉郷が、地方を代表するラジウム温泉です。
この記事では、県別の温泉一覧と、代表的な日帰り施設・泊まれる宿をまとめました。
県内の施設をくわしく比べたい場合は、各県のページをご覧ください。
(料金・営業時間の確認日:2026年10月31日)
四国のラジウム温泉一覧【県別・天然・人工】

四国4県のラジウム温泉を、温泉地ごとに一覧にしました。
| 温泉名・施設名 | 県 | 区分 | ラドン量 | 日帰り | 宿泊 | 県ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 湯ノ浦温泉 | 愛媛県 | 天然(放射能泉) | 非公表 | 可 | 可 | 愛媛県のラジウム温泉 |
| 鈍川温泉 | 愛媛県 | 天然(ラドン含有) | 非公表 | 可 | 可 | 愛媛県のラジウム温泉 |
| こんぴら温泉郷 | 香川県 | 天然(放射能泉) | 非公表 | 宿による | 可 | 香川県のラジウム温泉 |
| あしずり温泉郷 | 高知県 | 天然(放射能泉) | 非公表 | 宿による | 可 | 高知県のラジウム温泉 |
| (掲載施設なし) | 徳島県 | - | - | - | - | 徳島県のラジウム温泉 |
天然(放射能泉)は、温泉水1kgあたりラドンを111ベクレル以上ふくみ、泉質名に「放射能」と入る温泉です。
天然(ラドン含有)は、泉質名に「放射能」は入らないものの、ラドンをふくむと施設や温泉地が公表している温泉を指します。
人工は装置でラドンを湯に溶かした浴槽のことで、四国では区分まで確認できた施設はまだありません。
県別に見る四国のラジウム温泉

ここでは、温泉の数が多い順に4県の特徴をまとめます。
愛媛県のラジウム温泉
愛媛県は、四国で確認できたラジウム温泉が2か所と、4県の中で多い県です。
どちらも今治市にあり、放射能泉の湯ノ浦温泉と、ラドンをふくむ鈍川温泉を1日で回ることもできます。
| 主な温泉 | 区分 | 特徴 |
|---|---|---|
| 湯ノ浦温泉 | 天然(放射能泉) | 四国で初めて国民保養温泉地に指定された温泉地。泉質は単純弱放射能冷鉱泉 |
| 鈍川温泉 | 天然(ラドン含有) | 渓谷沿いに宿が並ぶ山あいの温泉地。pH9.9前後のとろりとした単純温泉 |
香川県のラジウム温泉
香川県は、入浴できる温泉地としてはこんぴら温泉郷の1か所ですが、県内の源泉そのものには放射能泉がとても多い県です。
県の環境保健研究センターの報告では、県内の療養泉のうち約64%にあたる77源泉が放射能泉とされています。
| 主な温泉 | 区分 | 特徴 |
|---|---|---|
| こんぴら温泉郷 | 天然(放射能泉) | 町が掘った「琴平町智光院温泉」(単純弱放射能冷鉱泉)を多くの宿が引いている。一部の宿は別の泉質 |
高知県のラジウム温泉
高知県では、足摺岬の近くにあるあしずり温泉郷が、確認できたラジウム温泉です。
泉質は単純弱放射能泉で、温泉郷の8軒の宿が同じ温泉を引いています。
| 主な温泉 | 区分 | 特徴 |
|---|---|---|
| あしずり温泉郷 | 天然(放射能泉) | 太平洋を見下ろす岬の温泉地。日帰り専門の施設はなく、宿によって立ち寄り入浴を受け付ける |
徳島県のラジウム温泉
徳島県内では、当サイトの基準で区分まで確認できたラジウム温泉はありません。
阿波市には「ラドン温泉」を案内している宿がありますが、天然か人工かを温泉分析書や公式情報で確かめられなかったため、掲載を見送っています。
徳島県から行きやすいのは、県西部と鉄道でつながる香川県のこんぴら温泉郷です。
- 阿波池田駅からJR土讃線で琴平駅へ(特急で30分前後)
- 琴平駅からこんぴら温泉郷の宿までは徒歩5〜15分ほど
四国のラジウム温泉は「冷たい源泉」が多い

四国のラジウム温泉を調べると、源泉の温度が低いという共通点が見えてきます。
この特徴を知っておくと、施設選びや入り方の目安になります。
順番に見ていきましょう。
源泉が冷たいとどうなるの?
四国のラジウム温泉は、ほとんどが25℃に満たない冷鉱泉か、それに近いぬるい源泉です。
| 温泉地 | 源泉の温度 |
|---|---|
| 湯ノ浦温泉 | 約13.6℃ |
| こんぴら温泉郷 | 約19〜26℃(源泉により異なる) |
| あしずり温泉郷 | 約22℃ |
| 鈍川温泉 | 約22℃ |
そのため、四国の施設は源泉をわかして使うのが基本です。
ラドンは湯から抜けやすい気体なので、気になる人は源泉に近い浴槽や、源泉風呂を設けている施設を選ぶのも一つの方法です。
「熱い湯がドバドバ湧く温泉」を想像していると印象が違うかもしれませんが、四国らしい特徴として楽しんでください。
香川県に放射能泉が多いのはなぜ?
香川県の放射能泉が多い理由は、県の土台になっている花崗岩にあると考えられています。
県の報告によると、放射能泉の源泉は高松市に約半数が集まり、とくに黒雲母花崗岩の地域でラドン濃度が高い傾向が見られました。
また、香川県の放射能泉は平均の泉温が約18.6℃と低く、とけている成分も少ないことがわかっています。
源泉の数と入浴施設の数は別なので、四国では「入れる場所」を先に確かめてから出かけましょう。
四国のラジウム温泉で日帰り入浴できる主な施設

ここでは、日帰り専門の施設があり、料金と営業時間を公式情報などで確認できた2施設を紹介します。
香川県と高知県は、宿の立ち寄り入浴が中心のため、各県のページで最新の受付状況をご確認ください。
湯ノ浦温泉 四季の湯ビア工房(湯ノ浦温泉/愛媛県)
国民保養温泉地・湯ノ浦温泉の源泉を使う日帰り施設で、庭を眺める露天風呂とサウナがあります。
温泉水で育てたしいたけを使った料理も味わえ、食事とセットで立ち寄れます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区分 | 天然(放射能泉) |
| 住所 | 愛媛県今治市湯ノ浦26 |
| 電話 | 公式サイトで確認 |
| 営業時間 | 平日10:00〜22:45、土日祝6:00〜22:45(最終受付22:15) |
| 料金 | 大人530円/子ども280円 |
| 定休日 | 木曜日(祝日・繁忙期は営業の場合あり) |
| アクセス | JR今治駅からバスで約30分「クアハウス今治」下車すぐ/今治湯ノ浦ICから車で約2分 |
| 駐車場 | あり(台数は要確認) |
| 確認日 | 2026年10月31日 |
公式サイト:湯ノ浦温泉 四季の湯ビア工房
鈍川せせらぎ交流館(鈍川温泉/愛媛県)
今治市が設けた温泉保養施設で、ラドンをふくむpH9.9前後のアルカリ性の湯を、露天風呂やうたせ湯で楽しめます。
鈍川温泉の入口手前にあり、渓谷沿いの宿に泊まらなくても気軽に入れる点が魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区分 | 天然(ラドン含有) |
| 住所 | 愛媛県今治市玉川町鈍川甲218-1 |
| 電話 | 公式サイトで確認 |
| 営業時間 | 10:30〜21:00(浴場の利用は20:30まで) |
| 料金 | 大人560円(改定があるため要確認) |
| 定休日 | 第2・第4月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月31日・1月1日 |
| アクセス | JR今治駅からバスで約30分「せせらぎ交流館前」下車すぐ/今治ICから車で約20分 |
| 駐車場 | あり(約100台・無料) |
| 確認日 | 2026年10月31日 |
公式サイト:鈍川せせらぎ交流館
四国のラジウム温泉で泊まれる宿【予約できる宿】

ここでは、放射能泉を引いていることを宿や温泉地の情報で確認でき、予約サイトから予約できる宿を、温泉地ごとに1軒ずつ選びました。
湯ノ浦温泉 汐の丸(湯ノ浦温泉/愛媛県)
今治湯ノ浦ICから車で約3分のリゾートホテルで、大浴場は滑りにくい畳敷きになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区分 | 天然(放射能泉) |
| 住所 | 愛媛県今治市湯ノ浦30 |
| 電話 | 予約ページで確認 |
| 宿泊料金の目安 | プランにより変動(予約ページで確認) |
| 自炊 | 不可 |
| 湯治プラン | なし(要確認) |
| 日帰り入浴 | 可(時間・料金は要確認) |
| アクセス | JR伊予桜井駅から車で約5分/今治湯ノ浦ICから車で約3分 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 確認日 | 2026年10月31日 |
琴平グランドホテル 桜の抄(こんぴら温泉郷/香川県)
金刀比羅宮の参道の22段目に建つ温泉旅館で、温泉露天風呂付きの客室もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区分 | 天然(放射能泉) |
| 住所 | 香川県仲多度郡琴平町977-1 |
| 電話 | 予約ページで確認 |
| 宿泊料金の目安 | プランにより変動(予約ページで確認) |
| 自炊 | 不可 |
| 湯治プラン | なし(要確認) |
| 日帰り入浴 | 要確認 |
| アクセス | JR琴平駅から送迎車で約5分(要連絡)/善通寺ICから車で約15分 |
| 駐車場 | あり(約40台・有料) |
| 確認日 | 2026年10月31日 |
足摺国際ホテル(あしずり温泉郷/高知県)
足摺岬の近くに建つ温泉ホテルで、太平洋を見渡す露天風呂で天然ラドン温泉に入れます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区分 | 天然(放射能泉) |
| 住所 | 高知県土佐清水市足摺岬662 |
| 電話 | 予約ページで確認 |
| 宿泊料金の目安 | プランにより変動(予約ページで確認) |
| 自炊 | 不可 |
| 湯治プラン | なし(要確認) |
| 日帰り入浴 | 要確認 |
| アクセス | 中村駅からバスで約75分「足摺岬センター」下車徒歩約2分/四万十町中央ICから車で約140分 |
| 駐車場 | あり(約30台・無料) |
| 確認日 | 2026年10月31日 |
目的別|四国のラジウム温泉の選び方

旅の目的によって、向いている温泉地は変わります。
次の3つから、自分に近いものを選んでください。
迷ったら、移動のしやすさで決めるのも一つの手です。
湯治・長期滞在したい人向け
湯治が目的なら、国民保養温泉地の湯ノ浦温泉が候補になります。
国民保養温泉地は、温泉の効能や環境が保養に向いていると国が指定した温泉地です。
ただし、四国では自炊場のある湯治宿を当サイトでは確認できていません。
連泊するなら、近くの日帰り施設と組み合わせ、毎日の入浴費や食費を調整する方法がおすすめです。
日帰りで気軽に入りたい人向け
日帰りなら、今治市の2施設が入りやすい選択肢です。
四季の湯ビア工房は早朝から開く日があり、鈍川せせらぎ交流館は大人560円前後で入れます。
しまなみ海道のサイクリングやドライブの帰りに寄る使い方も向いています。
ラドン量を重視したい人向け
四国では、浴槽のラドン量を数値で公表している施設を確認できていません。
そのため、ラドンの多さで選ぶなら、泉質名に「放射能」が入るかどうかを目安にするのが現実的です。
泉質名は、浴場に掲示されている温泉分析書で確かめられます。
ラドン量の数値を重視する場合は、中国地方など四国の外の温泉地も比べてみてください。
四国の主な都市からラジウム温泉へのアクセス

主な駅やICから、各温泉地までの目安をまとめました。
| 出発地 | 行き先 | 交通手段 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|---|
| JR今治駅 | 湯ノ浦温泉 | バス | 約30分 |
| JR今治駅 | 鈍川温泉 | バス | 約30分 |
| JR高松駅 | こんぴら温泉郷 | JR(琴平駅下車) | 約1時間 |
| 中村駅 | あしずり温泉郷 | バス | 約1時間15分〜1時間45分 |
| 四万十町中央IC | あしずり温泉郷 | 車 | 約2時間20分 |
あしずり温泉郷は鉄道の駅から遠いため、時間に余裕をもった計画が必要です。
四国の平地は雪が少ないものの、鈍川温泉のような山あいの道は冬に路面が凍ることがあります。
冬に車で行くときは冬用タイヤを用意し、バスの運行状況も事前に確かめてください。
四国のラジウム温泉に関するよくある質問

四国のラジウム温泉について、よく寄せられる質問にお答えします。
四国でラドン量が多いラジウム温泉はどこ?
四国では、ラドン量の数値を公表している施設を確認できていません。泉質名に「放射能」が入る湯ノ浦温泉・こんぴら温泉郷・あしずり温泉郷が目安になります。四国のラジウム温泉一覧で区分を確認できます。
四国で日帰り入浴できるラジウム温泉は?
日帰り専門の施設なら、愛媛県今治市の四季の湯ビア工房と鈍川せせらぎ交流館があります。香川県と高知県は宿の立ち寄り入浴が中心です。日帰り入浴できる主な施設で詳しく紹介しています。
四国に湯治できる宿はある?
国民保養温泉地の湯ノ浦温泉には、連泊しやすいホテルがあります。自炊場のある湯治宿は、当サイトでは確認できていません。泊まれる宿を参考に、宿へ直接問い合わせてみてください。
人工のラジウム温泉と天然の違いは?
天然は地下からラドンをふくんだ湯が湧く温泉で、人工は装置でラドンを湯に溶かした浴槽です。天然かどうかは、温泉分析書の泉質名で確かめられます。区分の見方は一覧表の下の説明をご覧ください。
持病があっても入っていい?
持病のある人や治療中の人は、入浴の前に主治医へ相談してください。温泉には、病気の種類によって入浴を控えたほうがよい場合があります。温泉選びの要点はまとめで確認できます。
まとめ:四国のラジウム温泉の選び方

四国のラジウム温泉は数がかぎられるため、県ごとの違いを知って選ぶことが大切です。
この記事のポイント
四国の県別ラジウム温泉
出典:温泉分析書/各施設公式サイト・宿泊予約サイト/香川県環境保健研究センター所報「香川県における放射能泉について」(確認日:2026年10月31日)