沖縄県のラジウム温泉|人工ラジウム温泉と近くの天然ラジウム泉
沖縄県で入れるラジウム温泉は、当サイトの基準で確認できた範囲で天然0か所・人工2か所です。
どちらもホテルの大浴場で、那覇と名護に1か所ずつあります。
この記事では、県内の人工ラジウム温泉と、沖縄から行きやすい天然のラジウム温泉を一覧表で比べられるようにまとめました。
(施設情報の確認日:2026年10月31日)
沖縄県のラジウム温泉一覧【天然・人工・日帰り・宿泊】
まずは、沖縄県内で入れる施設を表にまとめます。
| 温泉名・施設名 | 区分 | ラドン量 | 日帰り | 宿泊 | エリア |
|---|---|---|---|---|---|
| ホテルルートイン那覇泊港「旅人の湯」 | 人工 | 非公表 | 不可 | 可 | 那覇市 |
| ホテルルートイン名護「旅人の湯」 | 人工 | 非公表 | 要確認 | 可 | 名護市 |
「人工」は、医薬部外品の入浴剤を溶かしてラジウム温泉に近づけたお湯という意味です。
温泉分析書で放射能泉と確認できる天然の温泉は、県内では見つかりませんでした。
一覧に載せなかった施設と、その理由は次のとおりです。
- 那覇の旧ラジウム岩盤浴の施設:閉館しているため除外
- 名護・那覇のほかの人工温泉:ラジウムではない成分(炭酸カルシウム・麦飯石)のため除外
- 県内の天然温泉:食塩泉などが中心で、放射能泉は確認できず
沖縄県のラジウム温泉の特徴
沖縄のラジウム温泉は、本州や九州のものとは成り立ちがかなり違います。
数と場所、天然との違いを順に見ていきましょう。
沖縄でどんなお湯に入れるのかを先に知っておくと、宿選びで迷いにくくなります。
沖縄県にあるラジウム温泉の数と分布
県内で確認できたのは、那覇市と名護市の2か所だけです。
どちらも同じホテルチェーンの大浴場で、旅行者が泊まりやすい立地にあります。
それぞれの場所の特徴は、次のとおりです。
- 那覇市:泊港のすぐ近くで、慶良間諸島や久米島へ船で渡る前後に泊まりやすい
- 名護市:本島北部の入り口にあり、美ら海水族館や本部半島へ向かう拠点になる
一方で、石垣島や宮古島などの離島では、ラジウム温泉と表示された施設を確認できませんでした。
離島に滞在する予定なら、本島で泊まる日に入浴を組み込むのが現実的です。
せっかくの旅行で探し回るのは疲れるので、行き先が決まったら先に宿を押さえておきましょう。
天然と人工の違い・沖縄県で入れるのはどれ?
天然のラジウム温泉は、地下で生まれたラドンがもともと溶けこんでいる温泉です。
温泉分析書で一定以上のラドンが確認されると「放射能泉」と呼ばれます。
これに対して人工のラジウム温泉は、ふつうのお湯に何かを加えて作ったお風呂を指します。
| 比べる点 | 天然(放射能泉) | 人工 |
|---|---|---|
| お湯のもと | ラドンを含む源泉 | ふつうのお湯+装置・鉱石・入浴剤など |
| 温泉分析書 | あり | なし(温泉法上の温泉ではない) |
| 沖縄県内 | 確認できず | 2か所(入浴剤タイプ) |
沖縄県で入れるのは、入浴剤を溶かすタイプの人工温泉の2か所です。
泉質を楽しむ温泉というより、旅の疲れをとる大きなお風呂と考えるとイメージに近いでしょう。
天然の放射能泉に入りたい人は、後半の近くの県の温泉を確認してください。
沖縄に天然のラジウム温泉が見当たらないのはなぜ?
沖縄県によると、県内には本土のような火山性の温泉がありません。
県内の温泉の多くは、地下1,000m以上まで掘ってくみ上げる「大深度掘削」によるものです。
こうした温泉は塩分を含むお湯が多く、ラドンを多く含む源泉は確認できませんでした。
- ラドンは、花こう岩などに含まれるウランやラジウムから生まれる気体
- 天然のラジウム温泉は、そうした岩石の割れ目を通った地下水が湧く場所に多い
沖縄に天然泉が見当たらないのは、こうした地質の違いが背景にあると考えられます。
「沖縄にもあるはず」と探していた人には残念ですが、県内の天然温泉は別の楽しみ方をするのが向いています。
沖縄県の人工ラジウム温泉(宿泊者向け大浴場)
沖縄県の人工ラジウム温泉は、どちらもホテルに泊まった人が使う大浴場です。
入浴だけを目的に立ち寄ることは基本的にできないため、宿泊先として選ぶ形になります。
それぞれの入浴条件とアクセスを、表で確認していきます。
ホテルルートイン那覇泊港(人工)
14階にある展望大浴場「旅人の湯」が、ラジウム人工温泉になっています。
天井はテント式で開け閉めでき、晴れた日は露天のような開放感を味わえます。
ただし台風などで風が強い日は、大浴場が使えないことがあります。
| 区分 | 人工(医薬部外品の入浴剤を溶かしたお湯) |
|---|---|
| 住所 | 〒900-0016 沖縄県那覇市前島2-12-5 |
| 大浴場の時間 | 15:00〜翌2:00/5:00〜10:00 |
| 日帰り料金 | 日帰り利用不可(宿泊者は無料) |
| 宿泊 | 可(全208室) |
| アクセス | ゆいレール美栄橋駅から徒歩約5分/泊港から徒歩約1分/那覇ICから車で約20分 |
| 駐車場 | あり(72台・1泊1,000円・高さ1.5m制限) |
| 確認日 | 2026年10月31日 |
予約リンク:ホテルルートイン那覇泊港の予約はこちら(楽天トラベル)
ホテルルートイン名護(人工)
国道58号沿いにあるホテルで、大浴場「旅人の湯」がラジウム人工温泉です。
露天風呂とサウナはなく、内湯だけのシンプルなつくりになっています。
駐車場が無料なので、レンタカーで北部をめぐる人には使いやすい宿です。
| 区分 | 人工(ラジウム人工温泉) |
|---|---|
| 住所 | 〒905-0021 沖縄県名護市東江5-11-3 |
| 大浴場の時間 | 要確認(ホテルへお問い合わせください) |
| 日帰り料金 | 宿泊者向け(日帰り利用の可否は要確認) |
| 宿泊 | 可 |
| アクセス | 世富慶バス停から徒歩約5分/許田ICから車で約10分/那覇空港から車で約100分 |
| 駐車場 | あり(69台・無料) |
| 確認日 | 2026年10月31日 |
予約リンク:ホテルルートイン名護の予約はこちら(楽天トラベル)
人工ラジウム温泉に入る前に知っておきたいこと
2施設とも、施設の案内では「温泉ではない」扱いのお風呂です。
温泉法でいう温泉ではないため、温泉分析書や適応症の掲示はありません。
天然の放射能泉と同じ入り方を想定していると、物足りなく感じるかもしれません。
- バスタオルは大浴場になく、客室のタオルを持っていく
- 入浴時間や工事による休止は変わることがある
- 那覇泊港は強風の日に大浴場を閉めることがある
一方で、大浴場で足をのばせるのは観光で疲れた日にはうれしいポイントです。
泊まる前にホテルの案内を見て、入浴できる時間を確かめておいてください。
目的別|沖縄県のラジウム温泉の選び方
県内の2施設と近くの県の天然泉は、旅の目的によって向き不向きがはっきり分かれます。
自分の旅程に近いものから読んでみてください。
那覇観光や離島めぐりのついでに入りたい人向け
那覇を拠点にするなら、ホテルルートイン那覇泊港が候補になります。
泊港まで歩いて1分ほどなので、朝早い船に乗る前日の宿にぴったりです。
国際通りへも歩いて行けるため、夜は街歩きをしてから大浴場で温まれます。
- 大浴場は深夜2時まで開いていて、帰りが遅くなっても入りやすい
- 朝も5時から入れるので、早い船の前にひと風呂浴びられる
離島に何泊かする人は、行きか帰りの1泊をここに当てると予定を組みやすくなります。
北部観光の拠点で入りたい人向け
美ら海水族館や本部半島へ行くなら、ホテルルートイン名護が合っています。
水族館までは車で約30分の距離で、北部の観光地をめぐる中継点として使えます。
駐車場が無料なので、レンタカー代以外の出費を抑えたい人にも向いています。
- 那覇空港からは車で約100分かかり、到着日は移動中心になりやすい
- 北部を2〜3日かけて回るなら、連泊で毎晩大浴場を使える
運転で疲れた日の夜に、広いお風呂で足をのばせるのはありがたいものです。
天然のラドン泉で湯治をしたい人向け
天然の放射能泉で湯治をしたい人は、九州まで足をのばす選択が必要です。
沖縄県内の2施設は宿泊者向けの人工温泉なので、長期の湯治には向いていません。
- 那覇空港から福岡空港・鹿児島空港へは直行便がある
- 乗り継ぎを含めて、半日ほどで九州の天然泉に着ける
移動時間の目安は、次の章の表で比べられるようにしました。
体調を整える目的で行く場合は、出発前に主治医へ相談しておくと計画を立てやすくなります。
沖縄県から行きやすい近くのラジウム温泉
沖縄から天然のラジウム温泉へ行くなら、飛行機で九州へ渡るルートが中心になります。
那覇空港からの所要時間の目安を表にまとめました。
| 温泉名 | 県 | 区分 | 那覇空港からの所要時間 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 熊の川温泉 | 佐賀県 | 天然(放射能泉) | 飛行機で福岡へ約1時間50分+バスで約1時間50分 | 佐賀県のページへ |
| 猿ヶ城ラドン温泉 | 鹿児島県 | 天然(区分は要確認) | 飛行機で鹿児島へ約1時間30分+車で約100分 | 鹿児島県のページへ |
| 三朝温泉 | 鳥取県 | 天然(放射能泉) | 飛行機と鉄道の乗り継ぎで半日程度 | 鳥取県のページへ |
時間は乗りものに乗っている時間の合計で、乗り継ぎの待ち時間は含みません。
- 熊の川温泉:佐賀市の山あいにある、ぬるめのお湯にゆっくり入る湯治場
- 猿ヶ城:大隅半島の垂水市にあり、鹿児島空港からレンタカーで向かうのが現実的
- 三朝温泉:本州を代表するラジウム温泉で、移動に1日かける前提の旅程になる
沖縄旅行のついでではなく、湯治そのものを目的にした別の旅として計画するのがおすすめです。
沖縄県のラジウム温泉に関するよくある質問
沖縄でラジウム温泉を探す人から寄せられそうな疑問を、5つにまとめました。
沖縄県に天然のラジウム温泉はありますか?
当サイトの基準で確認できた範囲では、県内に天然のラジウム温泉はありません。沖縄県の温泉は火山性ではなく、地下深くから掘り上げるものが中心です。詳しくは天然のラジウム温泉が見当たらない理由をご覧ください。
ホテルのラジウム人工温泉は日帰りで入れますか?
那覇泊港の大浴場は宿泊者のみが使えます。名護も宿泊者向けの大浴場のため、日帰りで使えるかはホテルに確認してください。入浴条件は沖縄県の人工ラジウム温泉の表にまとめています。
人工のラジウム温泉と天然のものは何が違いますか?
天然はラドンがもともと溶けこんでいる温泉で、人工はふつうのお湯に装置や入浴剤などを加えたお風呂です。沖縄県の2施設は入浴剤を溶かすタイプで、温泉法上の温泉ではありません。違いは天然と人工の違いで解説しています。
沖縄から天然のラジウム温泉へ行くなら、どこが近いですか?
九州にある佐賀県の熊の川温泉や、鹿児島県垂水市の猿ヶ城が候補です。どちらも那覇空港から飛行機と陸路で、乗り継ぎを除いて3〜4時間ほどかかります。所要時間は近くのラジウム温泉の表で比べられます。
持病があってもラジウム温泉に入って大丈夫ですか?
持病のある人や治療中の人は、入浴の前に主治医へ相談してください。長時間の入浴や飲酒後の入浴は、体への負担が大きくなります。湯治を考えている人は天然のラドン泉で湯治をしたい人向けも参考にしてください。
まとめ:沖縄県のラジウム温泉の選び方
沖縄県で入れるラジウム温泉は、那覇と名護のホテルにある人工の大浴場2か所です。
この記事のポイント
旅の拠点が那覇なのか北部なのかで、泊まるホテルを決めるとスムーズです。
天然のラジウム温泉にこだわるなら、沖縄旅行とは別に九州への湯治旅を計画してみてください。
入浴時間や営業内容は変わることがあるため、出発前に各施設の案内を確認しましょう。
出典・確認日