ラジウム温泉には興味があるけど被爆による健康障害が心配
ラジウム温泉は、健康効果があると言われており評判いいです。
ラジウム温泉が健康効果があるという理由は、低い放射線を浴びることで細胞を刺激して細胞を活性化するので健康になると言われています。
実際に有名なラジウム温泉である三朝温泉の地域に住む人の癌の発生率は通常の半分と言われています。
興味があり行ってみたいけれど、気になることがあります。
低いとは言え、放射線を浴びても大丈夫だろうか・・ということです。
放射線を浴びると白血病や癌になるというイメージがあります。
ラジウム温泉に入浴をするとどれだけ被爆して健康状態に影響があるのか見ていきたいと思います。
被爆での影響について
ラジウム温泉は少量の放射線によりかえって健康に効果があるといっても実際に数値で見ないと不安になると思います。
ある一定以上の放射線を浴びると身体には確実に影響します。
ラジウム温泉は、他と比較してどれぐらいの放射線を浴びるのかを書いてみます。
健康状態に影響がでる被爆量
少量であれば放射線を被爆しても自然に回復しますが、ある一定以上被爆をすると健康に影響がでるようになります。
健康に影響が出る被爆量について書いてみます。
500ミリシーベルト以上-白血球が減少する
1000ミリシーベルト以上-自覚症状がでる
4000ミリシーベルト以上-全身に浴びると被爆した半数以上が死亡する
日常受ける被爆量
では、次に日常で浴びる放射線について書いてみます。
よく言われているのが、レントゲンやCTなどの治療です。
これらの検査でどれぐらいの被ばく量があるか見てみます。
胸部X線検査・・・0.05ミリシーベルト
腹部X線検査・・・0.6ミリシーベルト
マンモグラフィー検査・・・0.1ミリシーベルト
バリウム検査・・・2.0ミリシーベルト
頭部CT検査・・・0.5~1.5ミリシーベルト
胸部CT検査・・・7.0ミリシーベルト
健康に影響が出る被爆量は500ミリシーベルト以上なのでそれに比べて非常に少ないことがわかります。
ラジウム温泉でどれぐらい被爆する?
ではラジウム温泉はどれぐらいの被爆量かというと
0.3~15マイクロシーベルト/時です。
ラジウム温泉によって多い少ないはありますが、たとえ10倍ぐらいになっても1ミリシーベルトには全くいかない被爆量なのです。
被爆するといっても軽微な被爆で全く健康障害が出るような被爆量ではありません。
被爆量という数値から見てもラジウム温泉は安全であると言えるでしょう。
被爆とは別ですが、悪性疾患は禁忌として指定されている温泉が多いので温泉に行く前は医師と相談するといいでしょう。